人生100年時代といわれる、超高齢化社会国日本。
政府も自助努力を促してますし政府が公式に面倒みません。自分でなんとかしてください。と言っているようなものです。
そんな高齢化社会の中、老後破産という言葉も昨今話題になりましたし
金融庁が公表した老後2000万円必要という闇に葬られた報告書問題もありましたよね。
実際には財務大臣が受取拒否しただけでHPには公表されているんですけどね。
自助努力していかなければならない時代、昔からよく使われるのが、この個人年金保険です。
個人年金とは
個人年金保険とはなにかと。
結論からいうと、できれば「ゆとりある老後」を目指したいですよね。
公的年金だけでは難しいので、自分で自分の年金を確保するのが個人年金保険です。
なんで必要なの?
大抵の方は、国民年金とか厚生年金など公的年金をあてにしていると思います。
実際どれくらいの金額受給しているのか?ご存じですか?
生命保険文化センターの調査によると、夫婦二人で老後生活をしていく最低限必要額の平均は月に22万円となっています。
旦那さんが40年勤めあげたとして奥さんが専業主婦であれば月の公的年金平均受給額は
22万ですので、これでもギリっすね。
さらにいうと、老後にお孫さんをフォローしたり自分自身の趣味や旅行などを充実させている人の
俗にいう「ゆとりある老後」を過ごしている方の平均生活費は約35万円となってます。
うん、足りませんね。
使うとして、どんな種類があるの?
何か難しい用語ばっかりで説明しにくいのでポイントだけ抑えてください。
- ①運用方法が定額か変額かでちがう。
- ②確定年金、終身年金、有期年金がある
①運用方法
変額年金運用 | 定額年金運用 |
運用した実績によって将来受け取っていく年金額が変わる | 契約した段階で将来の年金額が確定 |
変額年金は運用実績によって将来の年金額が増えたり、減ったりします。ようは預かった保険料を投資してリターンを狙う年金です。
定額年金は契約した時点で解約しないかぎり、年金額が確定します。
②種類
確定年金 | 終身年金 | 有期年金 | |
受け取れる期間 | 10年とか15年とか固定 | 死ぬまでずっと | 10年とか15年とか固定 |
死亡時の対応 | 残りを遺族が受け取る | 遺族はうけとりなし ただし保証つきのものは 〇年まで保証みたいなのがある |
遺族はうけとりなし 受取額差し引いて一時金 受け取るのが多い、 ただし継続して遺族が受け取る保証つきのものはある。 |
「確定年金」という種類は、受け取っていく期間が10年とか15年とか決まっています。
年金受取人が死亡すると遺族が残りの期間、年金をうけとります。
「終身年金」は文字どおり生きてる間ずっと年金としてもらえます。
年金受取人が死亡した場合は払った金額、損しようが得しようが遺族は受け取れません。何年までは保障といったものもあります。
「有期年金」は確定年金と似ているんですが、10年とか固定年数が決まってるんですが遺族が受け取れないものもあります。保障付きのものもありますが大抵は受取っている年金額を差し引いてから一時金で受取ります。
控除対象になる
個人年金保険は生命保険料控除を受けることができます。少し節税できますね。
条件です。
- 保険料の支払期間が10年以上
- 年金の受取人が被保険者と同じ
- 年金の受取開始が60歳以降で、年金受取期間が10年以上
- 年金の受取人が契約者か、その配偶者のいずれかである
- 個人年金保険税制適格特約が付与できる保険
だいたいの年金保険は使えると思います。
注意点
他の記事でいつもいってますがインフレに連動できないので、何十年後かのお金の価値を担保できない点
途中解約してしまうと、保険なので元本割れをおこすリスクがあります。
僕の経験上、個人年金保険に向いていてそうな人
- こつこつ貯めることがすきの、まったり固定費化できる人
- 投資とか、こわいんだけどのリスクが嫌いな人
- ずっと使ってない、預金、定期などがある人
上手に使えば、控除額も増やせますし、公的年金+個人年金で「ゆとりある老後」へ向かっていけます。
ひとつの手段として考えてみてもいいかと思います。