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リボ払い、手数料シミュレーションしたらヤバかった

先日、Twitterをみていたらトレンドに「リボ払い」というワードが入っていました。

ついに、日本終了か。。。

実は今年に入って僕が金融コンサルをしてることもあってか、昔の友達2人、双子の兄弟なんですが相談にきて、その1ヶ月後にまた1人から、この「リボ払い」について相談がありました。

いいとしした、おっさん達がそろって何やってんだよw

そぉ思ったんですが、話を聞くと彼らの中では魔法のカード化していたんですね。

このリボ沼から抜け出す方法を知りたいんだけど…その答えは

結論からいうとありません。リボ払いを更に使ってしまわないこと。リボ払いにした金額をできるだけ早く返してしまうこと。これしかありません。

固定費を下げて下げて収入は返済にあてるしかありません。

当たり前ですが何も失わず借金をゼロにできる魔法のカードはありません。

ですが、その当たり前が見えなくなってしまうのが「リボ払い」なんでしょう。トレンド入りするくらいですから。

何故こうなるまで気が付かないのか、それはまたもや日本人の金融リテラシーの低さに原因があると思います。

クレジットカードには様々な種類があります、本当に沢山ありますよね。なぜこんなに沢山あるのかと考えてみましょう。

なぜなら、利息や手数料が儲かるからです。

この典型的な例が「リボ払い」を使ってくれる客でしょう。

相談を聞いて原因を考えてみた

①仕組みを理解していない

これが1番でしょう、月々しか見ないと全体が見えなくなってしまう。相談者3人ともこれでした。

1人の例をみてみましょう。

A社 ショッピングリボ30万

B社 ショッピングリボ40万

C社 ショッピングリボ70万

呆れたことに現実逃避でカード会社からの案内をロクに確認していませんでした。まじまじと見るのが怖かったんだと。月々返済する金額は把握しているのに仕組みは知りたくないと、奴隷根性から見直しが必要です。同じようなことしてる人はいませんか?

最初は月々1万返してて今は月々5万ぐらい返してるのにマジ減らないんだけど!利息がかかってるのは知ってるけど、いつまで返せばいいんだよ!

知ってるけどって言ってるけど、ホントに知ってんの!?

某カードマンのところでシミュレーションしてみよう!

厳密には変わってきますが、分かりやすくこのABC社の140万円をリボ払いしてるとして、最低限返していく額は1回目44500円、そのうち元金返済は27000円、手数料は17500円です。

手数料は、だいたいどこの会社も15%前後です。

最低限返済し続け、全くリボ払いを使わなかったとしても103ヶ月(8年3ヶ月)返し続けることになります。

総返済額は2138830円

手数料の合計は738830円

約74万円余計に払う計算になります。

使い続ければ永遠に手数料を払うことになります。

これを見ている人もバカじゃないの?と思うかも知れませんが、実際にたくさんの方が沼にはまっているのが現状です。

②キャンペーンや芸能人のCMやキャラクターに安心感を感じてしまう。

口を揃えて聞いたのは「大手だから」「CM」で見たから安心でしょ。詐欺ではないでしょ。

冷静に考えてみよう。リボにすると○○ポイントプレゼント!みたいなキャンペーンのダイレクトメールや芸能人を採用したCMは大金をかけて広告費を投入しています。それ以上に回収しないとダメですよね?

魔法にかかる数ヶ月は幸せに使えるかもしれませんが一度深呼吸してみましょう。

最近では、「家計に賢い払い方!」「自動で定額払い!」「安心スマート払い!」のような一見リボ払いと分かりにくい、気軽に使えそうな言葉で誘っている商品名や広告をみかけます。気をつけましょう。賢く使えればいいですが基本地獄行きです。

③見栄やプライド

女の子とデートがあるから、いい服を着たい、欲しい時計がある、デート代は俺がだす。

いやいや、その心意気や結構なんですが、リボ払いで手に入れた、その服や時計、その女の子と上手くいったとして幸せにできますか!?

上手くいかないなら、尚更残るのはリボ払い残金だけです!

④魔法のカード

繰り返しになりますが数ヶ月は魔法のカードのように見える期間があるそうです。

現金を持ってなくても何でも手に入ることで勘違いしてしまい、気づいたときには沼の中です。

まとめ

以上のように、身近にも実はリボ沼にハマってしまった、もしくはハマろうとしている方がいるかもしれません。

僕も、まさか友達がこんな状態になっているとはコンサル失格です。。。

この記事が1人でも沼にハマらないように手助けになればと思います。

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