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【自動車保険】割引き率制度ノンフリート等級とその他の注意点

初めて車の任意保険を利用したとき「高いなー」と感じた方も多いのではないでしょうか?
車の運転は事故率が高いか低いかで金額が変わってきます。
「等級」の制度をおさらいしてみましょう。

 

この記事はこんな人にむいてます
  • なんで同じ内容なのに私の方が高いの?
  • なんで歳とった親の方が安いの?
  • 等級って書いてあるけど意味わかってない

ノンフリート等級とは?

契約者が持っている車の契約台数が9台以下の場合に契約に対して適応される割増・割引きのランク付けのようなものです。

ノンフリート等級は、初めて契約したとき所有台数によって6等級か7等級になっていると思います。

ノンフリート等級は1等級~20等級まであり、数字が大きいほど割引き率が上がります

1~3等級は逆に割増になります。

にわか
よく事故にあうと認定されるわけですね

等級が上がる、下がる仕組み

等級を上げるためには1年間の保険期間を通じて無事故であることが条件となっています。
保険会社による基本金額の値上げがなければ次の年の契約は同契約でも安くなっているはずです。
等級が下がる仕組みは1事故あたり1~3等級ダウンになります。
事故にあってもノーカウントになるものもあります。

事故の例

3等級ダウン

  • 車をぶつけてしまい車両保険金を貰った
  • 車で他人のモノや車を壊し対物賠償保険金が支払われた
  • 車で人をはねてしまい対人賠償保険金が支払われた

1等級ダウン

  • 台風などの自然災害で車両保険がおりた
  • 車を盗まれてしまい車両保険がおりた
  • 近所の子供のイタズラで車を傷つけられ車両保険がおりた

ノーカウント事故例

  • 自転車を運転中、車と接触し特約から支払いがあった
  • 弁護士に相談し、弁護士費用特約から支払われた
  • 助手席側で怪我をし、搭乗者傷害保険金が支払われた

 

どんな事故にあったか、どんな支払いが起きたかによって等級のアップダウンが決まります。

事故有係数と無事故係数

少しややこしいのですが、同じ等級でも「事故有係数」と「無事故係数」があります。
簡単にいうと同じ17等級の人がいて「無事故の17等級」か「事故ありの17等級」かという具合に区別され割引き率が変わります。

①事故をおこし、20等級から17等級へ

②無事故で16等級から17等級へ

この場合、無事故で17等級になった②のほうが割引き率が高くなります

免許証の色

等級とは関係ありませんが、違反のないゴールド免許証なのか違反ありのブルーなのかで保険料が変わる保険会社もあります。

等級引き継ぎ

保険会社を変える場合もノンフリート等級制度を導入している保険会社であれば引き継ぎが可能です。
事故有係数適用期間も引き継がれるため、保険会社を変えても事故がリセットされることはありません

中断証明書

せっかく等級があがったのに、しばらく乗る予定がない人は中断証明書をとりましょう。
とらずに解約してしまうと、次に乗りだす時は、また6等級からスタートになってしまいます。
ノンフリート等級が最大10年間保存できます。必要書類等は各保険会社違いますのでご確認ください。

親族間での等級引き継ぎ

記名被保険者を配偶者へ変更する場合は「同居、別居」問わずに引き継ぎすることが可能です。
配偶者以外への引き継ぎは「同居」している親族間に限り、引き継ぎすることが可能です。

さいごに

 

簡単なご参考まででしたが、これで見積もりプランや証書に書かれていた等級に目を配ることができるようになったのではないでしょうか?
無事故への意識も上がるかと思います。

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