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【介護保険】何歳から払う?手続きは?簡単に解説!【制度】


 

 

介護保険とは?

なんか天引き欄に介護保険料が増えたけど…
どうなったらもらえるの?利用できるの?
「要支援」と「要介護」って何が違うの?
利用する場合の内容は?

 

という疑問が多いのではないでしょうか。

にわか
なんか給料天引きが増えとるばい・・・

介護保険について、疑問に思いそうなことを簡単に解説します。

介護保険の制度とは?

2000年4月から始まりました。

 

40歳以上の全国民は保険料の担い手であり、「被保険者(保険の対象者)」になります。

介護生活していくうえで必要な方に費用を給付する保険制度です。

 

相互扶助の精神から、皆でお金を集めて、必要な方に給付しよう!という仕組みになっています。

運営元は?

全国の市町村が運営しています。

保険料を被保険者(対象になる人)から集めたり

65歳以上の第1号被保険者の方に介護保険証を交付しています。

また、介護の度合いを認定しています。

「要支援」1~2の判定

「要介護」1~5の判定

数字が大きいほど重たい介護となります。

負担割合が決められ負担割合証を交付します。

介護の定義とは

 

身体的な問題や認知症などに代表される精神の障害のために日常生活を送るをおくることが困難な状況。

全部または一部において「介護」が必要だと見込まれる状態のことをいいます。

 

「要介護」「要支援」の違い

【要支援】

要支援1

身の回りの生活の一部にサポートが必要なレベル。

ご飯を食べたりトイレが1人でできる。

限度額月:5万320円

自己負担原則1割

 

要支援2

 

身の回りの生活に介助が必要なレベル。

移動する際に手助けや危なくないかの確認者などの支えが必要かどうか。

ご飯を食べたりトイレが1人でできる。

限度額月:10万5310円

自分負担原則1割

 

【要介護】

 

要介護1

 

身の回りの生活に介助が必要なレベル。

移動する際に手助けや危なくないかの確認者などの支えが必要。

ご飯を食べたりトイレが1人でできる。

日常生活において理解力の減少や混乱がみられる。

限度額月:16万7650円

自分負担原則1割

 

要介護2

 

身の回りの生活に介助が必要なレベル。

移動する際に手助けや危なくないかの確認者などの支えが必要かどうか。

ご飯を食べたりトイレに介助が必要。

日常生活において理解力の減少や混乱がみられる。

限度額月:19万7050円

自己負担原則1割

 

要介護3

 

身の回りの事が自分1人ではできないレベル。

移動することが1人ではできない。

トイレがほとんどできない。

不安行動が増え、広く理解力の減少がみられる。

限度額月:27万480円

自己負担原則1割

 

要介護4

 

身の回りの事がほとんどできないレベル。

移動することができない。

ご飯、トイレができない。

不安行動が増え、広く理解力の減少がみられる。

限度額月:30万9380円

自己負担原則1割

 

要介護5

 

身の回りの事ができないレベル。

移動することができない。

ご飯、トイレができない。

不安行動が増え、広く理解力の減少がみられる。

限度額月:36万2170円

自己負担原則1割

 

こんな感じです。

身体や精神に何らかの障害があったり

理解力の低下に代表される「認知症」など

度合いによって判定が変わります。

 

受けられる内容は?

どの認定を受けたかで内容が異なります。

 

要支援1、2の方

介護保険が適用される介護予防サービスを受けられます

  • 老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
  • 特別養護老人ホーム

の様な介護保険施設は、原則として入居の対象になりません

 

要介護1~5の方

 

介護保険が適用される住宅の改修費が上限20万円ですが1度きり支給されます。

※要介護度が3段階あがる、転居する場合は再支給あり

 

介護保険が適用される介護サービスを受けられます。

  • 老人保健施設
  • 介護療養型医療施設等

に入居可能です。

特別養護老人ホームは要介護3以上でないと原則入居することはできません

 

申請

手続き

 

市町村の窓口に行きましょう。

本人または家族が申請しますが、ケアマネージャーの支援事業所があれば代理申請が可能です。

 

審査、調査

 

度合いの判定に訪問調査があります。

「主治医の見解」と「訪問調査」で判定されます。

決定

 

審査からは原則30日で決定します。

1次判定はコンピュータで、2次判定は介護認定審査会が行います。

 

さいごに

にわかもん
高齢化によって、再認識することが多いですね

超高齢化社会の日本において

老老介護などが問題視されるなか、他人事ではない制度です。

自分自身や親の介護に対応できるように制度を上手く活用しましょう。

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