終身保険とは?
そんな事を考える人が多いと思います。
身が終わるまでの期間、保障が続く契約形態のことを指します
死亡した時や高度障害状態になると保険金が支払われます。
加入する主な目的
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葬式代を確保するため
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誰にいくら残すのか受取人を指定するため
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相続税対策として非課税を活用したい
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万が一の保険金、万が一の一時金の確保のため
などがあげられます。
勘違いの多い例
よく内容の似た保険に「定期保険」というものがあります。
「定期保険」は保険期間を設定して、その間に保険料を支払い続けます。
分かりやすく例をだすと、定年する60歳までとか、子供が自立するまで等に払込終了を設定して
掛け捨ての手ごろな掛け金で、ある程度の死亡保障を確保できます。
万が一があった場合はその、期間内であれば保険金が支払われます。
期間が終わり他に保険がなければ、最悪無保険状態になります。
「終身保険」との大きな違いは、一生涯であること、返戻金を利用した貯蓄性があることかと思います。
終身保険のメリットとは
- 一生涯の保障を受けられる
- 貯蓄性があるため万が一の一時金にできる
- 途中持病をかかえて他の保険に加入できなくなっても終身保険であれば保障が続く
- 掛金が基本的に変わらない(若いとずっと安い)
- 契約者と被保険者が同一である時、死亡保険金が500万円×法定相続人分非課税になる。
終身保険のデメリットとは
- 契約時にない、最新の医療に対応してない場合がある
- 貯蓄性があるために掛金が高くなりがち
- 早期途中解約すると大きく元本割れする
終身保険の払い方
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終身払い(一生涯払っていく)
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短期払い(たとえば55歳、60歳までに払うと決めて、その後は保険料支払い無し)
終身払いは無理なく払っていきやすいですが
退職後の年金暮しになった時、負担に感じる方もいらっしゃいます。
短期払いは終身払いに比べ掛金は高くなりますが働き盛りの間に納めてしまいたいという方などが選択します。
終身保険の種類
大きく5つのタイプに分かれます。
- 終身保険
- 低解約返戻金型終身保険
- 積立利率変動型終身保険
- 変額終身保険
- 外貨建て保険
終身保険
保障が一生涯続きます。
解約や失効しない限り、必ず死亡保険金を受け取れます。
加入時の年齢や、どんな商品かで違いますが
大半は払込終了時の払込保険料と同等の解約返戻金があります。
低解約返戻金型終身保険
終身保険と内容は同等で、終身保険より掛金が安くなります。
ただし、名前の通り低解約ですので解約返戻金は終身保険の70%前後になります。
積立利率変動型終身保険
利率の見直しが毎月発生します。
インフレなどに対応でき、利率が上がると解約返戻金が増加します。
最低保証が設定してありますが景気が悪いと通常の終身保険のほうが利率が高くなる場合もあります。
変額終身保険
契約者が積立金の運用先を決めることができる保険です。
属性が投資信託に似ており、積極的な運用をすることで貯蓄性を高くできます。
ただ、運用実績によっては元本割れしてしまう恐れがあります。
外貨建て保険
積立金の運用を米ドルや豪ドルなどの外貨で運用します。
円建ての終身保険に比べると、予定利率が高いものが多いため貯蓄性が高い終身保険です。
ただ、為替の変動によっては、元本割れしてしまう恐れがあります。
さいごに
自分のライフスタイルにあう終身保険を選び、一生涯の安心を掴みましょう。