そんな方が多いのではないでしょうか?
内容把握せずに使っている人も多いと思います。
なぜ内容を知らない人が多いのかというと自賠責保険は原付バイク(原動機付自転車)を含む自動車は強制加入になるため
お金だけ払っておしまいの人が多いからです。
この記事はこんな方にむいてます
- とりあえず内容くらい知っときたい
- 任意保険とどう違うの?
自賠責保険の内容は?
自賠責保険は対人賠償保険だけに限定されています。物損はゼロです。
自賠責保険に加入せずに運転したら?
自賠責保険に加入せず、運転をした場合は50万円以下の罰金または1年以下の懲役に処されます。
免許には違反点数6点がつき、免停となります。
保険料
任意保険のように保険会社、運転者の範囲、年齢、走行距離で金額が変わることはありません。
車種や保険期間によって決まります。
保険金額
自賠責保険は被害者1人に対し、死亡保険金3000万円、または後遺障害保険金4000万円が支払われます。
さらに別枠で傷害保険金120万円を最高限度額として保険金が支払われます。
1事故で被害者が多数いれば、その人数分適応されます。
- 被害者の過失割合に対して保険金額は減額されます。
過失割合 | 後遺障害や死亡の場合の減額割合 | 傷害の場合の減額割合 |
7割未満 | 減額なし | 減額なし |
7割以上8割未満 | 2割減額 | 2割減額 |
8割以上9割未満 | 3割減額 | 2割減額 |
9割以上10割未満 | 5割減額 | 2割減額 |
被害者が父母、配偶者、子供の場合
被害者が父母、配偶者、子でも自賠責法の他人であれば保障されます。
例えば、僕が起こした事故で妻に怪我をさせてしまった場合、自賠責保険から損害賠償金を払うのが一般的です。
「任意保険」では、被保険者の父母、配偶者、子供が被害者になったときは対人賠償の支払いはないということが約款に明記されています。
「任意保険」では、人身傷害保険、搭乗者傷害保険金でカバーできるようになっています。
事故の回数
運悪く、何度事故をおこしても自動復元され保険金額は減額されません。
複数の自動車事故の場合
共同不法行為(数台で他人に損害を与えた時、連帯して責任を負う)により、身体に損害を被った場合、加害者の有効な自賠責保険契約から保険金額を合算した額が限度として支払われます。
保険金の請求
保険金の請求には、被害者自信が自賠責保険に直接請求する「被害者請求」と加害者が保険金の請求をして被害者へ支払う「加害者請求」、治療費などの当面の費用を被害者が請求できる「仮渡金」制度があります。
損害賠償の時効は3年です。人身事故は5年です。
政府保障事業
ひき逃げ、盗難車事故、自賠責さえない無保険車による事故等から被害者を救済するための制度です。
損害のてん補は、自賠責保険の支払基準に準じて支払われますが、被害者が健康保険や労働者災害補償保険などの社会保険から給付を受けられる場合は、その金額が差し引かれます。
さいごに
請求できるものは請求できるように、最低限の保障内容は把握しておきましょう。