人生の三大費用とは?
生きていく中において
逃げられない大きな3つの費用を
「人生の三大費用」と総称していわれています。
ライフプランニングするなかで
非常に重要で、そして非常に厄介です。
なんといっても「人生100年時代」ですから。
住宅費
老後2000万円問題報告書を出し金融審議会で話題になった
「高齢社会における、資産形成・管理」では
65歳夫と60歳妻の高齢年金収入のみ夫婦が95歳まで生きるというモデルで
住宅費は13625円になっていました
賃貸や戸建て住宅の修繕費、マンションの管理費修繕積立金、固定資産税が13625円では到底足りません。
田舎の空き家や同居の世帯住宅ローン完済世帯が対象になっており
全世帯平均値がおかしな数値になっています。
これを鵜呑みにしていると痛い目を見るかもしれません。
賃貸のメリットは家族の増減や転勤などの
家庭状況に合わせて移動しやすい
家賃の調整が可能という点があります。
さらに修繕積立費や固定資産税がないので自己管理する必要がありません。
デメリットは生涯にわたり賃料を支払い続けなければならないというところです。
持ち家は住宅ローンを完済してしまえば負担は大幅に減少します。
早く返した方は全て貯蓄に回すことも可能です。
メリットでもありデメリットでもあるのですが
完済したとしても移動は容易ではない事と
生涯においての自己管理が求められます。
マンションは積立金がありますが
それで本当に足りるのか管理組合などで数年ごとに話し合いが必要になります。
戸建て住宅の場合は一般的に300万~1500万のリフォーム費用を積む必要があります。
老後資金
金融広報中央委員会の「金融リテラシー調査」では
老後資金を準備し始めている人は34.9%となっていました。
老後資金については夫婦二人でいくら必要か?
40年夫が会社勤めをまっとうし
奥さんが専業主婦だった場合の夫婦の年金額は月に約20万円です。
最低限、毎年の誕生月に送られてくる
ねんきん定期便は確認しておきましょう。
今すぐ確認したい人は日本年金機構の「ねんきんネット」で確認しましょう。
老後について詳しくこちらに書いてます⤵︎ ︎
人生100年時代といわれる、超高齢化社会国日本。 政府も自助努力を促してますし政府が公式に面倒みません。自分でなんとかしてください。と言っているようなものです。 そんな高齢化社会の中、老後破産という言葉も昨今話題になりま[…]
老後の平均の収入額は月約2万円となっています。
最低限の生活費の月の平均額は22万円
「ゆとりのある生活」の月の平均額は35万円となっています。
つまり、どんな老後を過ごしたいのか。
そこで、いくら必要なのかが決まるわけです。
教育費
教育費に関しては
「公立」か「私立」かで大きく費用が異なります。
公立 | 私立 | |
幼稚園(3~5歳) | 649,088円 | 1,584,777円 |
小学校(6年間) | 1,926,809円 | 9,592,145円 |
中学校(3年間) | 1,462,113円 | 4,217,172円 |
高校(3年間) | 1,372,072円 | 2,904,230円 |
となっています。
大学への進学は 「国公立」か「私立」か。
さらに「文系」か「理系」か
さらに「学部」は、どこかで大きく違います。
大学の場合、一概には言えませんが国公立の文系であれば500万円前後
私立理系であれば800万円前後です。
全てを「公立」「国公立」で駆け抜けたとしても1000万円前後
全て「私立」「理系」で駆け抜けたならば2500万円以上になります。
大学から一人暮らしを始める方への援助も含めるのであれば、更に負担は増えます。
昨今、よく耳にするようになった「金融リテラシー」とは? 自分の生活を確保するため、最低限身につけておかなければならない、お金に関する情報を自分の力で読み解き、解決する力はありますか?ってことです。 自分が理解できている[…]
まとめ
ここまで、三大費用について書いてきましたが
実際は金融広報中央委員会の「金融リテラシー調査」にも出ていたように
分かっていても貯めれないという方が多いのが現状です。
それでも、分かっているのと、そうでないとは
大きな差が生まれます。