日本には6000を超える投資信託があります。
「勉強したくない」「楽したい」「難しそう」などの固定概念で、金融窓口やSNSや動画で言われたままのものを買ってしまっているのではないでしょうか。
納得していればいいのですが、何で損したのか得したのか分からなければ楽しみも半減してしまいます。
まずは仕組みからご覧ください。
政府も自助努力を求める時代超低金利化の中、投資信託に注目が集まってきています。 そんな中、よく分からずやっている人も増えてきています。 この記事はこんな人にむいています。 投資信託を考えている とりあえず[…]
投資の対象
どこの国で運用するかは内国・海外先進国・海外新興国があります。
投資する対象は基本
- 株式
- 債券
- REIT
株式
お金を稼ぐ核の部分になります。
日々の変動が大きく収益源となります。
長期保有すれば収益が期待しやすいです。
債券
失敗した時の保険です。
定期的な利子収入をメインとして保有します。
値下がりすることもありますが株式よりは値動きが小さいです。
REIT
新たな稼ぎ頭です。主として不動産賃貸を行い収入源とします。
株式の配当金にあたる部分が比較的に高く、株式並に価額変動します。
それぞれの動き
株式とREITは景気が良くなると価額が上がる傾向にあります。
債券は逆に景気がよくなると価額が下がる傾向にあります。言い方を変えると不景気に強いともいえます。
ハイリスク・ハイリターン
例えば株式割合が多ければ多いほどリスクは増しますがリターンにも期待できます。
逆に債券割合が多ければリターンは低くなりますがリスクも軽減できます。
株式投資
短期間の株価は需要と供給、長期の株価は利益で決まる特性があります。
利益を上げられる企業を選択し、長期間運用が1番の近道です。長期の株価、企業価値はその企業が利益を出すことができるかどうかで決まります。
債券投資
日本より金利の高い海外の債券などを、個人で買うのは手続きが面倒くさく最低購入金額も高額になりますが、投資信託では手軽に海外債券をもつことができます。
為替=金利差
日本がこのまま低金利のまま、アメリカの金利だけが上がったとします。
世界中のお金はアメリカに集まります。投資家は日本の円を売り、米ドルに交換します。
これが「円安・ドル高」です。つまり、「金利の高い国の通貨は高くなりやすい」ということです。
PERだけは覚えておこう。
割高なのか割安なのかをはかる指標で1番使われるものが「PER(株価収益率)」です。
簡単にいえば、現在の株価は「今年の利益の何倍まで買われているか」を示す倍率で、10倍台前半だと割安、20倍に近かったり超えたりすると割高とされています。例えば1000円の株価が2割増しの1200円になったとして、利益を見たとき2割増しになっていればPERは以前と変わらず200円高くなったとしても割高にはなっていないと考えます。
さいごに
なぜ得したのか損したのか。どこに投資し何でリターンを得たのか、割安なのか割高なのか。知ることで投資信託を楽しみながら運用することができます。