GDP(国内総生産)は景気の判断材料として、よく取り上げられ目にしますが
最近は職種の多様化、グローバル化もあってかGNI(国民総所得)も取り上げられます。
この記事はこんな人にむいてます。
- 今さらきけない
- GNIってなに?
- GDPとGNIの違いって?
- ニュースでみたことあるくらい
まずGDPがあやふやな人はコチラをどうぞ!
戦後最大の落ち幅でGDP実質27.8%減というニュースがとびかっています。 実際コロナだけじゃなくて、もともと10%の消費増税でめちゃくちゃ下がっていたわけですが コロナ騒動に混ぜられてうやむやにされてますね。 […]
GNI(国民総所得)とは?
GNI(Gross National Income)の略で国民総所得のことをいいます。
昔は「GNP」と呼んでいましたので間違えないようにして下さい。
なぜGDPだけじゃダメなの?
ここ数十年で社会は大きくグローバル化しています。
当たり前ですけど日本に限らず国内のことだけ見ていて、GDPのみを基準にしてしまうと社会とのズレがでてきてしまいます。
まだ分かりにくいと思うので、
日本で生まれた収益ではないですが日本に居住していても収益を得ているわけで国民の所得になります。
しかし、その収益はGDPには反映されません。
しかし実際、多くの企業は海外投資を行い、そこから収益を確保しています。
GNI(国民総所得)が注目されている理由
海外からの収益は無視できない莫大なものになっています。
それでは、日本国内の現状はどうかというと、「子供がいない少子化」、3人に1人が65歳以上の「超高齢社会」で人口に対しての働き手が大減少しており、GDPを基準にした高い経済成長は厳しい状態になっています。
GNI(国民総所得)の現状
ちなみに、よく「失われた30年」と聞くこともありますが30年前は世界2位でした。それだけ日本の所得が落ちているという事です。
仮に順調に投資収入も潤い、一人あたりのGNI(国民総所得)が伸びたとしても賃金を上げるなどしないと家計の所得は増えませんよね。
実際ここ数年は格差が広がる一方で富豪たちの資産は3倍~5倍に膨れ上がっています。
さいごに
ニュースや新聞を見る時はGNI(国民総所得)が伸びてる!
けど、給与やボーナスは?企業の内部留保は?消費税あげて購買力落ちない!?
大企業優遇?政府の国民に対する政策は?など「GNI(国民総所得)」という言葉ひとつ覚えただけでも面白く見れると思います。
昨今、よく耳にするようになった「金融リテラシー」とは? 自分の生活を確保するため、最低限身につけておかなければならない、お金に関する情報を自分の力で読み解き、解決する力はありますか?ってことです。 自分が理解できている[…]