戦後最大の落ち幅でGDP実質27.8%減というニュースがとびかっています。
実際コロナだけじゃなくて、もともと10%の消費増税でめちゃくちゃ下がっていたわけですが
コロナ騒動に混ぜられてうやむやにされてますね。
経済の基本でありながら重要な経済成長の指標のひとつとなるGDPについて解説します。
この記事はこんな人にむいてます。
- 今さら聞けない
- ニュースとかでよく聞くけどよく分からない
内容ざっくりでもいいんで理解するとニュースとか新聞みるのも面白くなると思います!
GDPとは?
日本が儲けたお金、日本の稼ぐ力、日本で生み出された所得、日本の支出ということになります。
海外での所得は含まれません。外国人が観光したときに消費した金額は含まれます!
GDP=民需+政府支出+貿易収入
日本にある企業が成長するために行う「投資」の合計金額である「民需」です。
それに政府が使ったお金「政府支出」と輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収入」 を合計した金額がGDPになります。
よくあるGDP勘違い
GDPは売上額の合計ではないので注意!GDPは付加価値の総額で、売上金額の合計じゃないです。
A社 | B社 | |
GDP計上 | 100円 | 売上500-仕入れ100円=400円 |
このとき400円のGDP国内総生産が生まれます。A社はB社からの仕入れによって100円すでにGDPに含まれています。
名目GDPと実質GDP
テレビや新聞などのメディアでは「名目GDP」と「実質GDP」をよく報道します!違いを理解しましょう!
名目GDPとは?
つまり、そのままの数字を算出したものです。その1年間のGDPの値を他国と比較する場合に使います!
もっと分かりやすくいうと、例えば去年はリンゴが1個売れたら100円だったけど今年は120円だったという状況だったとします。
これはお金の価値が下がり物価があがった、つまりインフレ(物価変動)したとして。
インフレ(物価変動)を考慮しないとなれば、この例だと今年売れたのは同じ1個なのに20円数字が良くなって成長したみたいに見えてしまいます。仮に30年前と比べてみよう!って思ったとき物価変動している数字がごちゃごちゃで正確に成長できているか分からなくなってしまいますよね!物価の変動を考えない、そのままの数字、これが「名目GDP」です。過去と正確に比較したい!そこででてくるのが「実質GDPです」
実質GDPとは?
対象となる期間のGDPを同じ時期の貨幣価値に変換することで正確な成長率を見比べることができるようになります。
「名目GDP」のみで経済成長を見てしまうと、本当はマイナス成長なのにプラスの成長率がでてしまいます。
なのでその1年間のGDPの値を他国と比較する場合は、名目GDPを、過去と比べてどのくらい成長しているかを正確に知りたい場合は実質GDPを見る必要があります。
経済指標としてGDPがピックアップされますが「GNI」がグローバル化、多様化によって今後は注目されてきそうです。
またGNIの記事も別で書きます汗