度々、世間で問題提起される「奨学金」
①僕も訳わからず借りていた、あほだった
私自身も奨学金をかりて進学しましたが、お恥ずかしい話、かりた当時は、借金といえど国の制度だし学生の間は楽させてもらおう。
そんな、甘ったれた考え方で奨学金をかりてしまいました。
なによりもお金に関する知識や考え方が、相当未熟だったのが原因だと思います。
今はネットで簡単に情報を得られる時代ですので後悔しないためにも、しっかりチェックしましょう。
②日本の奨学金の実態とは
現在大学及び大学院へ進学する2人に1人が平均で利息込400万円ほど奨学金を借りています。
学生を卒業と同時に数百万円の返済が十年以上、月単位で始まりますが、返済できない若者が増加、それに伴い、保証人の連鎖破綻などがおこっています。
また返済できていたとしても、就労はじめで少ない手取りの中、毎月〇万円の返済は負担になります。
借りる時は社会人になれば楽に返せるだろう、まさか保証人の親や親戚などに迷惑はかからないだろう。そぉ、誰もが思うはずです。
しかし、現状はそうではないことを理解しなければなりません。
③日本の多くの学生が使う奨学金のタイプ
多くの学生は「貸与型」と呼ばれる返済する際に利息を請求されない「第一種」と利息を請求される「第二種」を借りているのが現状です。
まずは、この一種と二種どちらを借りるかで差が生まれます。
私の例でお話すると
毎月5万円を4年間借りました。
50000×12(ヶ月)×4(年間)=24000000
第一種の場合は、利息はつきませんので、そのまま240万円を返すことになりますが、借りる時期によりますが第二種の場合は約1%から1.9%くらいの間で利息がかかります。
一種と比べると、ざっと数十万、返済額は変わってしまいます。
私の友達は月10万借りていたので今思えば100万近く変わるケースもあるでしょう。
毎月10万以上などの金額の大きな借り入れをする際は第一種と第二種を併用するなどの考えが必要でしょう。
④本当に借りる必要があるのか。
学生時代、私にこの「5万円」必要だったかというと実際はアルバイトにあけくれ毎月払いものをしても、手元には5万円以上ある状況でした。
お恥ずかしい話ですが借りる必要はあったのか?無駄金に消えてしまったのでは?
私の周りには純粋に学費に当てていた人もいますが、年金や給料を貰う感覚で遊興費等に使ってしまうような人も多かった気がします。
当時の自分に伝える事ができるのなら「借りなくていいよ」と言ってあげたいです。
⑤日本には奨学金を返さなくていい制度はないのか?
結論から言うと全額返さなくてもよいという制度あるにはありますが、ほぼないと思ってください。
「給付型」とよばれる奨学金ですが、地方自治体や大学や企業によって使える使えないがあるので日本学生支援機構、企業のホームページ等や役所に問い合わせして調べるしかありません、さらに成績や世帯年収など条件があり人数もかなり少ないのが現状です。
「貸与型」「給付型」どちらを利用するにせよ、日本学生支援機構のホームページや学校の先生へ相談するなど借りる際はしっかり考えてください。返済シュミレーション等で、10年以上かけて返済する自分を想像しましょう。
⑤新制度のチェック【高等教育就学支援制度】
高等教育の修学支援新制度とは家庭の年収が低く就学が難しい学生を助けるための新しい制度がです。令和2年4月にスタートしています。勉強ができても、家庭の経済状況で進学を諦めてしまう学生を救うのが目的です。
こちらも条件が存在し、世帯年収が380万までの家庭のかたで、認定された質の高等教育機関へ進学という、なんとももやもやした条件。
自分の希望する進学先がこれに該当するか。ホームページ等でチェックしましょう。
⑥まとめ
奨学金制度自体は余裕のある充実した学生生活や自己研鑽に使う時間を確保するために、上手に利用すれば利息自体は銀行等で貸付している「教育ローン」「学資ローン」などを使うより、かなり安く使うことができます。
最高の大学生活を送るために、しっかり「借りる」「返していく」ことを理解し奨学金制度を利用しましょう。