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日本の新自由主義とは?わかりやすく解説

菅義偉総理は「新自由主義社会」への環境整備を示しています。

「小さな政府」なんていったりしますよね。

日本共産党の志位和夫委員長の菅義偉総理の目指す社会像は「国民に責任をおしつける、冷酷な新自由主義の暴走が菅体制の下で、よりいっそうひどくなることを警戒しなければならない」という発言などからも、菅総理が安倍元総理から引き継ぐことになる更なる「新自由主義」化が危惧されています。

結論からいうと「自己責任社会」の促進です

そもそも新自由主義社会とは?

「ネオリベラリズム」(en:Neoliberalism)。1930年以降、社会的市場経済に対して個人の自由や市場原理を再評価し、政府による個人や市場への介入は最低限とすべきと提唱する。1970年以降の日本では主にこの意味で使用される場合が多い。

出典:Wikipediaより

利益主義だ!

効率性重視だ!

規制緩和をするべきだ!

民営化するべきだ!

自由化するべきだ!

グローバル化するべきだ!

自由な社会になれば、皆が自由に競走して、結果的に資源が配分され経済はまわるはず。

セーフティーネットだけを政治がやるというものです。

保守とは真逆の発想なわけです。

日本は30年間、新自由主義をすすめてきた

日本の現状はこの30年間、新自由主義化しています。

しかし利益主義や効率性重視でコストカットがすすみ、人件費は削られ、非正規は大増加、実質的給料カットをすすめました。

企業の利益は確かに上がりましたが、モノの値段を下げ、コストカットをすすめ、その利益は経営陣と一部の株主に分配され、従業員(サラリーマン)は潤うことはなく、デフレ経済を推し進めました。

国民の所得は下がり、生産性は世界では日本経済は一人負け状態などと言われています。

しかし、億万長者は増えています。

この30年の成果をみても失敗なのは明らかです。

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従来の日本の社会の考え方

日本の昔からの風習は農業がベースといわれています。

皆が作物を作り、分け合い、商売しあう。

近江商人が有名ですが「三方よし」という売り手、買い手、世間的に全てが満足する社会、皆が安心して暮らしていける社会が日本では好ましいという風習です。

新自由主義は耳心地がいい

自由化、グローバル化という言葉は、何か耳心地のいいように聞こえますが「弱肉強食」ということです。

日本が守ってきた文化や市場も海外から蹂躙される可能性もあります。

新自由主義社会では「弱肉強食」の中、企業間や個人の争いが絶えず、価格競走に拍車がかかり、最後に残るのは各業界ワンメーカーだといわれています。

最後に勝ち残ったワンメーカーは競走のなくなった中で、やりたい放題になりワンワールドになると提言する方もいます。

新自由主義のメリット、デメリット

メリット

・規制緩和され政府の発想ではなかったサービスなどがでてくるかも

・自由競走激化でサービスの質やモノの質があがるかも

・価格競走でモノが安くなるかも

・国の仕事が激減するため公務員を削減できる

・社会保障が少なくなるので予算がかからない

デメリット

・競走に入れない人は貧困層になる

・格差社会が、ますます広がる

・社会保障がほぼない

・価格競走で、ますますデフレになる可能性があり、経営陣と株主にしか旨みがない

・民間に頼りすぎて国家が弱体化する可能性がある

さいごに

新総裁が誕生しましたが、今後どのような社会になっていくのか注目していきましょう。

 

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