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【FP】年収1000万のリアルな手取り額と生活、稼ぐならば圧倒的に【経験談】

FPという仕事柄、多くの1000万円プレーヤー達に遭遇します。

一つの人生のラインとして年収1000万円をステータスに捉える方も多いでしょう。

今年はコロナ騒動と諸事情で僕はこの中に入れません涙

・リッチな生活なんだろうな
・専業主婦になりたい、こんな人と結婚したい
・手取りってどのくらいなんだろう
・どういう職種の人なんだろう

そんなイメージをもつことが多いんじゃないでしょうか

結論からいうと、想像以上に普通です。

年収1000万円のリアルな手取り額などを自分自身の経験談とFPの経験からお話します。

年収1000万円以上の多い職業と職種

実際に対応したお客さんの業界、職業です。

不動産業界(年齢、役職問わず)
金融業界(年齢、役職問わず)
大学教授
医者
弁護士
総合商社
銀行員(管理職クラス)
マスメディア関係(テレビ、新聞、記者)
不動産投資家
自営業者
アフィリエイター

パイロットとか入りそうですけど会ったことありません。まだあったかもしれませんが思いだした限りです。

不動産業、金融業は年齢問わずに実力主義みたいなところが多い印象です。

地方の小さなところでも意外と稼ぎがいいです。ただ一日中働いてる方が多いですし、顧客を抱える方は電話がなりっぱなしです。

大手企業やメガバンク等の年功序列型のところは年齢重ねれば皆さん多い印象です。ただ最近は低金利化の影響で銀行は厳しいらしい。

実際に対面した稼ぎのいい自営業者は「中国輸入ECショップ運営」「せどり」「農家」でした。

特に「農家」は規模によるんでしょうが、そんなに!?って方が多い印象。そして外国人労働者を雇っている

にわか
年功序列も魅力的だけど自力で稼ぐのもすごいよね

年収1000万円の手取りと税金

年収1000万円の手取り額は扶養の人数によりますが730万円前後。
健康保険、厚生年金保険の標準報酬月額は前者50級、後者31等級のMAX階級。
さらに今年の10月には厚生年金保険料の値上げがあります。
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2020年9月、厚生年金保険料が引き上げられ、月収63.5万円以上が対象になります。 標準月額報酬額、月額報酬 「31等級」の前者62万円、後者60万5千円以上が 上限でしたが改定後は「3[…]

にわかもん
また、上がるのね・・・

年収1000万円の生活と特徴(個人的な意見です。)

金融関係者は省きますが。

あくまで個人的な感想です。
総じて金銭感覚やマネーリテラシーに疎い印象を持ってます。
仕事に一生懸命なゆえに管理がずさんになっているのかも知れません。
子供がいる家庭、専業主婦の家庭は生活に困窮しているところも、しばしば見かけます
児童手当などは所得制限があり1000万円世帯は半分以下になってしまったり小児医療は無償ではなくなることも、高校無償化の対象から除外されてしまうこともあります。
年収1000万円前後の方は人や自治体によっては年収900万円代の人たちとトントンかそれ以下の手取りになってしまいます。
政府に狙われやすい年収1000万円世帯、などとも言われていますが。意外と手元に残る金額は少なくなってしまいます。
実際【令和元年】家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)では年収1000万円~1200万円の世帯の約16%は全く貯金できなかったと回答しています。
にわかもん
この調査、体感ですけど結構当たってると思います。
にわか
意外と貯金できてないんですね・・・

相談の多いBEST3

最も多い相談が大きく分けて3つ。

  • ①どうやって貯めたらいいか分からないし暇がない
  • ②配偶者が働いてくれない(仲が悪い)
  • ③色んな金融商品や物を買ってしまって把握できてない
①はマネーリテラシーについて勉強するか、信頼できる専門家に頼ったほうがいいでしょう。
節税などできることはしなければ誰も助けてはくれません
しかし、本当に見てもらうためには年収や貯金等の資産、家族状況などをさらけ出す必要があります
さらけ出さずに提案された場合、その専門家、ニセモノです。
②配偶者間のことは、当人同士でしか基本的に解決できません。
方法としては、話し合いに第三者を入れ、「実は、こういう状況なんです」
といった明確な支出などのデータと第三者からみた改善の指摘などが効果的です。
③①の内容と少し被りますが分からないが故に金融機関や代理店の言われた通りにしてしまい
毎月の引き落とし額がすごい金額になっていたり、把握できてない状況になっています。
金融商品は元本保証のものもありますが基本的に途中解約すると元本割れをおこします
年収がいくら高くても、そこがずさんだと結局資産の目減りに繋がります。また、物に関しての1番の圧迫しているものは不動産ローンです。
不動産投資を回収できていなかったり、身の丈にあわない自宅の購入があてはまります。
年収1000万円で1億近くのローンを組んでいる方も相対したことがあります。
対処法は①と同じく、勉強するか信頼できる専門家を見つけることです。
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さいごに

年収1000万円は1つのステータスかもしれませんが、現実は厳しい部分もあります。
近年ではミニマリストが話題になっており、お金より時間。
物がない生活で幸福の価値観も変わってきている時代です
それぞれの考え方や家庭環境によって年収=幸福ではないのでしょう。
皆がイメージするリッチな暮らしを実現するなら最低でも年収2000万~は必要だと思います。
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