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【金融トラブル】「貯蓄性」「貯金」「預金」「運用」用語を理解してますか?

世界的に超低金利化の中、また日本においては少子高齢化をはじめとした様々な問題からお金に対する意識は以前よりも確実に上がってきています。
意識や興味の向上は非常にいい事だと思いますが、それに伴う金融トラブルも増加しています
「国民生活センター」などでも苦情が増えているのが「預金」「貯金」「貯蓄」「投資」「運用」といった言葉のニュアンスによる認識です。

実際によくある例を出してみます。

別におかしくないと思ったら、ブラウザを閉じてください!

 

激おこハムスター
「老後資金として退職の時に解約しようと思っていた投資信託がマイナスになっている!貯蓄と運用がしたいと窓口に伝えて、せっかく貯蓄しているのに、これでは老後資金として不安だ!詐欺だ!」

 

激おこ男性
「子供の教育資金として学資保険で運用していたが全く増えていない!詐欺だ!」

 

激オコおばさん
貯蓄型の保険と言われたのに解約したら元本割れしている、どういうことだ!詐欺だ!」

 

どの例も毎日全国で起きている事例です。
アドバイスしている人も、誤認させて契約しようと言っている人もいれば、純粋に伝えようとしている人もいると思います。

にわかもん
金融トラブルになると「言った、言ってない」の世界になってしまいます。

 

預金とは?【おさらい】

「預金をする」というのは金融機関へお金を預ける行為を意味します。
なので、金融商品名も「定期預金」「普通預金」「積立預金」など語尾は預金になっているはずです。今は超低金利ですが当時の金利の良かった時代は「預けて金利の恩恵をうける」の「預」がついていると言われています。
にわか
確かに信金や地銀、ネットバンク、メガバンクで「貯金」とは聞きませんね!
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貯金とは?

お金を貯めるという意味では預金と変わらないのですが、「貯金」という言葉は貯金とは郵便局、農協、漁協などで使われます。
この「貯金」の認識は一般的に「預金」も含みます。銀行も含めて「預貯金」などとも呼ばれます。
家で貯金箱に貯めたり、タンス預金も「貯金」ですが一般的には「現金」でカウントします。基本的には元本保障されたものをいいます。
にわか
もぉ、一緒でええやん笑

貯蓄とは?

これが一番トラブルの元になるキーワードです。

貯蓄とは「金融資産」すべてをさします。

にわかもん
よくある例をだせば、営業マンが「貯蓄型の商品です!」と言って金融商品の営業をしたとします。
しかし、サインをしたほうは、ろくに説明を聞かず貯金(元本保障)と思い込んでサインしてしまいました。

「貯蓄」とは、貯金、預金はもちろん、お金が結果的に損するか増えるかに関わらず貯めていくこと全般をいいます。つまり投資行為も含まれます。

  • 普通預金
  • 定期預金
  • 定額貯金(ゆうちょ銀行)
  • 積立預金
  • 外貨建て保険
  • 終身保険
  • 養老保険
  • 社債
  • 株式投資
  • 国債
  • 不動産投資
  • へそくり

など、あげるとキリがないですが全て貯蓄行為になります。

言葉ひとつですが、認識を間違うと「間違った金融商品」を選んだ挙句、解決の見えない金融トラブルにまきこまれます。
しかも、トラブルになりやすい時は「緊急時の出金」「ライフプランイベント(結構、出産など)」「満期」など数年から数十年してから気がついたという割合が大半をしめます。
にわか
日本語むずかしすぎ

「投資する」「運用する」

投資や運用と言う言葉は「増える」「損をする」と考えがちですが、ようはどこに投資をするか。どこで運用するか。で大きく異なります。

  • 預金で運用する→0.001%の運用をしているわけで、ほぼ増えませんが元本割れはしません。
  • 投資信託で「アクティブ運用」をする→ベンチマークを上回る運用を目指すわけで増えるか減るかは確定していません。

同じ「運用」という言葉でも、ローリスク・ハイリスク、ローリターン・ハイリターンなど全く商品性が異なります。

誤認しないために

 

商品説明を聞いたり、見たりする場合は言葉のニュアンスをみるのではなく

  • 短期的に必要なお金なのか。
  • 長期的にみて必要なお金なのか。
  • どういう使い方をするのか。どういうもので運用するのか。

など曖昧にとらえるのではなく全体をとらえてください。

金融中央広報委員会の金融リテラシー調査では「任せっぱなし」「理解していない」という人は約半数にのぼりました。

にわかもん
パンフレッドなんか見ても「貯蓄!」「安心!」「将来のために!」のような曖昧な言葉が多いですよね。
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さいごに

「貯蓄性」といった言葉は、分かりやすく覚えやすいため安易にとらえがちですが、
本当にそれが自分の理想にあった金融商品なのかを見極めることが必要です。
「説明を聞いてない」「無理やりサインさせられた」などは論外です。
判断するのは商品を選びサインを行う自分自身であり、基本的に完全に自己責任になります。
ちなみに最も苦情が増加しているのは「外貨建て」です。
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