映画、ドラマ、アニメを愛するファイナンシャル・プランナーです

ジュニアNISA廃止で使いやすくなった変更点を簡単に解説

最近お客さんにNISAの運用が増やせないか聞かれたんですけど、ジュニアNISAがあんまり浸透してないなぁっと。

ジュニアNISAの廃止に伴う変更点等について書いていきます。

結論からいうと、小さな子供さんがいらっしゃる方は考える余地があるかと思います。

そもそもジュニアNISAがわからない人むけに

まず、ジュニアNISAってなんなのかと

使えなすぎて話題にもならない、いやある意味使えなくて話題にはなりましたか・・・

2016年開始とともに全く使えない、利用価値がないとか、散々な言われようで実際に利用者も少なかった「ジュニアNISA」ですが

不人気の最大の理由は子供が18歳になるまで投資額を引き出しすることができないという点にありました。

引き出そうとすると、災害等特別な事情を除き、口座を廃止して今まで非課税になっていた税金を遡って支払わなければいけませんでした。

考えてみたら、すぐ分かると思うんですけど

今、商売繁盛してる業界とか稼いでいる人でも何年もそれが続くとは自分でも分かりませんよね?

子供さんが中学校、高校進学するときに、経済状況が悪化して、引き出そうとするとペナルティーをうける謎の制度だったんです。

頭のいい人たちが考えてんじゃねーの?と思うんですが実際に口座開設数は酷いもんでした。

これをうけて令和元年、税制改正で2024年廃止が決定したんですが

これが皮肉な事に、廃止をすることで使える制度へ進化したんです。

廃止決定で使える制度に進化してしまった

どう進化したのかですけど

日本に住んでいる未成年者0歳から19歳まで

年間で80万円までが非課税枠として利用できる。

この非課税枠なにが非課税なのかというと、株式、投資信託、REITなど通常は利益の20%を源泉分離課税で。0.315%を特別復興課税で。収めなければならない税金があります。

ようは儲かったら税金おさめろや!ってところを払わなくていいという非課税枠です。

そして、最大のネックであった途中引き出せるかという点ですが2024年1月以降は18歳に至っていなくとも投資額を引き出せるようになりました!最初からそぉしとけ!

0歳から、「僕インデックスで投資するぅ」なんて運用できるわけないので実際は期間限定になるんですが2023年まで親の「つみたてNISA」枠、年間40万、子供の「ジュニアNISA」枠、年間80万を利用することで、非課税枠を拡大するような使い方ができるようになってるんです。

僕の家庭の非課税枠を例でだすと

(俺)40万+(嫁)40万+(娘)80万=160万

を2023年まで運用拡大できる感じですね!

まとめ

貯蓄に余裕のある方や年間40万の非課税枠じゃ、足りないという方で子供さんがいらっしゃるところは使ったほうが断然お得な制度に進化しています。

学資保険に入ろうとか、子供の積みたて定期預金をしようと思ってる方は一度検討されてもいいかと思います。

次回は学資保険VSジュニアNISAについて比較してみたいと思います。

最新情報をチェックしよう!
>はかにわブログ

はかにわブログ

分からないことが分からない。 そんな人に向けて分かりやすい記事を 心がけています。