国民は4つの分類に分けられており、これは「政治家」「企業」「テレビ」「雑誌」「広告」などで幅広く利用されています。
とくに「B層」を中心に構成、展開されていきます。
- カモになりたくない
- テレビでみたので痩せると思ってスーパーへ
- 芸能人のSNSばかり見てしまう
- ネットの情報は正しいと思っている
B層とは?
※色々な人がいますので一概に全てが当てはまる訳ではありませんが大半は当てはまるようです
エコノミストを始めとして、基本的に民営化の必要性は感じているが、これまで、特に道路公団民営化の結末からの類推上、結果について悲観的な観測を持っており、批判的立場を形成している。「IQ」が比較的高く、構造改革に肯定的。構成者は財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(テレビ)、都市部ホワイトカラーなど。
郵政の現状サービスへの満足度が極めて高いため、道路などへの公共事業批判ほどたやすく支持は得られない。郵政民営化への支持を取り付けるために、より深いレベルでの合意形成が不可欠。マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い、構造改革に中立的ないし肯定的。構成者は主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する。
構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革に否定的。構成者についてはこれ以上の分析はない。
「名無し層」「命名無し層」と呼ばれることも多い。「IQ」が比較的低く、構造改革に否定的。構成者は既に失業などの痛みにより、構造改革に恐怖を覚えている層。
当時の小泉政権時の戦略
具体的な政策はできるだけ話さず「記憶に残る強力なキャッチコピー」を作り宣伝しました。
当時のメディア戦略
・政治の話よりX JAPAN好きをおす
・ライオンヘアーをおす
・頭に残るフレーズをつくる
- 「自民党をぶっこわす!」
- 「聖域なき構造改革」
- 「賛成なのか!?反対なのか!?」
- 「改革なくして成長なし」
- 「郵政民営化が公務員大幅削減!」などなど
小泉節、小泉劇場などとテレビやラジオで報道され具体的な中身は全くありませんでしたが、絶大な人気を勝ち取りました。
例えば郵政民営化で公務員大幅削減などはB層が聞くと「公務員削減で税金が沢山削減される!」と思うかもしれませんが
A層やC層が聞くと「郵政はもともと独立採算性なので国民の税金は1円も使われていない。本当のところは何で民営化したいの?」と疑問をもつわけです。
B層向けが主流に
現在、政治でもこれは継続して採用され「国民1人あたり借金900万円」「都民ファースト」のような嘘と中身のないキャッチフレーズはB層向けのフレーズですし、政治家に知識のないタレントを起用するのもそうですね。
さらにB層はA層に非常に弱いことから、A層はテレビのコメンテーターやセミナーなどに採用され、A層が言うことは信じてしまう傾向にあります。
全ての事柄がB層なわけではない
言葉が非常に悪いですがB層は「バカ」「カモ」などと業界では言われています。
しかし、国民の大半はB層であり効果が実証され続けているため仕方がありません。B層は環境で自分がどの層に当てはまるか変わります。
例えば私が「金融商品」を主体にA~D層を考えた時、私はパンフレットやCMをみて商品の善し悪しをみませんのでB層ではないでしょう。
ですが、「化粧品」を主体に考えたとき、私は間違いなくB層です。芸能人がでていたCMのものなどを中身も知らずに買うと思います。
TVやスマホのアプリなどCMや広告は、まさにB層向けに作成されています。
B層の特徴
- 流行りものにとびつく
- 疑問をもたない
- ゴシップ情報が好き
- CMや広告をみて商品を買う
- 見た目で判断
- A層に弱い
さいごに
中身を知れば不快になる戦略であることから、あまりとりあげられませんが以前は国会でも「国民を愚弄した戦略だ」などと叫ぶ議員もいました。
私も含め、1人でも自分で考え自分で行動できる人間が増えればと思います。