人生100年時代といわれる中で、当時の70代と今からの70代は、もしかしたら現役世代とならざるおえないのかもしれません。
実際、人生100年時代を見据えた70歳までの就業機会の確保が政府の案では盛り込まれています。
需要がありそうな20~60代までの貯金事情について記事にしてきましたが、「70代の貯金」についても検索ボリュームがでてきているようです。
検索されるということは、やはり70代でも貯金に心配が広がっているのかもしれません。
ということで、70代もピックアップしていきます。
70代の平均年収
国税庁の「平成29年分民間給与実態統計調査」によると働いている70代の平均年収は288万円となっています。
約6割の70代は年金生活者になっていますが、法整備される前ですら総務省統計局の「労働力調査」によると、多くの70代がすでに働いていることになります。
70代貯金の中央値と平均値
総務省統計局、令和元年の「家計調査報告(貯金・負債編 )」によると、70代の貯金現在高は2253万円となっています。負債に関しては約70万円です。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2019年)」によると70代の平均金融資産は1314万円、中央値は460万円となっています。
調査結果に開きがありますが僕が仕事してる感覚では金融広報中央委員会の調査結果のほうが、しっくりきます。
70代貯金なしの世帯は?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]では金融資産を保有していない方は28.6%という結果になっています。
約3割の世帯は金融資産がありません。
長寿化していく中で貯金や資産を消耗していく時間も長くなっています。
70代の生活資金の基盤は?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]の選択肢が3つまで解答できる生活資金調査では
70代の生活資金の基盤ベスト5は
1位 年金 90%
2位 企業年金、個人年金、保険金 22.4%
3位 金融資産の取り崩し 22.2%
4位 労働収入 20.5%
5位 不動産収入 8.5%
やはり年金だよりの高齢者が大多数を占めています。
70代でも、いつまで働くことができるのかが生活資金の確保に大きく関わってきそうです。
さいごに
冒頭でも述べましたが、人生100年時代といわれる中で、どのような未来を過ごしたいのかが先輩方のデータから少しは見えてくるかもしれません。
今後も注目していきたいと思います。