経済にも大きな変化をもたらし、投資にも大きな影響を及ぼすといわれている5G。
目の前で本当に見ているようなスポーツ観戦のLIVE映像や臨場感のある動画など少しづつ概要がでてきましたが、私たちの暮らしにどのような変化が起こることが考えられるのでしょうか?
- 5Gって?
- どのくらい速いの?
- 企業の対応は?
5Gとは?
4G(LTE)の次世代規格に位置づけられ、通信速度は4Gの100倍、精度10倍のリアルタイム通信と10倍の同時接続が可能になるといわれています。
移動通信システムの歴史
携帯電話等に使用されている移動通信システムは、さらに速く、容量を大きく通信できるように約10年に一度のペースで世代交代しています。
年度 | 回線 | 使用用途 |
1973年~ | 1G回線 | 音声通話のみ、アナログ回線(ノイズがはひどい)ショルダーファン |
1993年~ | 2G回線 | iモードなどの文字のみが主体の閲覧、メールができるようになった。 |
2001年~ | 3G回線 | iモードやezweb全盛期。画像を含むホームページの閲覧(カメラ付きケータイやスマホが出はじめた) |
2010年~ | LTE/4G回線 | 企業だけではなく個人が写真や動画を発信、ある程度の動画などがサクサクに |
2020年~ | 5G回線 | ホームページや動画閲覧、動画Live配信VRなど(スマホが完全に普及) |
第5世代移動通信システム5Gの3つの特徴
- 【超高速】
- 【超低遅延】
- 【多数同時接続】
という3つの特徴がある
超高速
超低遅延
多数同時接続
個人と産業レベルの話
個人レベルの話であれば、データ通信の高速化は言うまでもなく便利になるでしょう。ネット閲覧などはストレスなく見れるようになりますし、自宅のIoT化は、これから進んでいくかと思います。声だけで全ての家電製品などが動き出す時代も近いかもしれません。
実は5Gが注目される理由は産業レベルの話なのですが、今までの移動通信システムでは産業レベルでは使えないという点を5Gで脱却することでアイディア次第で様々な応用が可能になりました。【超低遅延】【多数同時接続】は社会全体に大きなインパクトを与えています。
遠隔操作での高度診療やVRを利用した観光、
完全自動ロボット工場、農薬散布ドローン、給餌ロボットなど4Gではできなかったことが可能になっています。
大手キャリア3社の5Gコンテンツ
NTTドコモ
「PLAY5G 明日をあそべ」
参加者がVR上のクロスカントリー場に集まり5Gによるアバターでコミュニケーションをとりながら障害物乗馬レースを楽しむ「スペースファイター乗馬」などを提供
©NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.
「生放送アニメ直感×アルゴリズム♪」
アニメの主人公とリアルタイムで話せたり、視聴者の反応によって放送中の物語が変化する。
チャイナモバイルと共同制作
「ウルトラマンMR show」
デバイスを装着すると、ウルトラマンとバルタン星人が目の前で戦闘するシーンが再現される。将来的には街中にキャラクターが登場する予定。
ソフトバンク
「MixaLive Tokyo」
開催予定。講談社と連携していて、現実世界と仮想現実を融合させる新しい体験を見ることが出来る。全フロアに5Gネットワーク環境を構築。
「5G Lab」
AR技術を活用してアイドルやキャラクターをスマホのカメラ越しに登場させ、一緒に写真や動画を撮影できるコンテンツを提供
au
「au 5G Iive」
開催場所、ライブビューイングなどのサテライト会場、スマートフォンやVR端末などの映像配信の3つの視点における拡張体験を音楽LIVEなどで提供
Zeep Tokyoに導入し、新しいライブエンタメ体験を提供。5Gを活用したステージ演出を実施予定。